【積立運用】ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法

 

1.ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法とは?

価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法

 

2.一括運用と積立運用の違い

一括運用と積立運用の違いについて具体例を用いて、解説をしていきます。

 

■質問(一括運用)

現在:1月です。100万円を元手に一括で運用して、11カ月目に売却するとしたら、どのパターンに投資をしますか?以下の4つから選んでください。
 

マネマネ-ドルコスト平均法

恐らく、パターンAを選ぶ方が多いかと思います。それもそのはずで、パターンAが一番儲かっているからです。

マネマネ-ドルコスト平均法

ただし、この先の株価がどうなるのかを知っているからこそ選べるものです。しかし、そんなことはインサイダー情報がない限りは不可能であり、インサイダー取引は違法ですので、常にこの先株価が上がるのか下がるのか不透明な状態で投資をする必要があります。

では、次に積立運用(ドルコスト平均法)にした場合、どうなるのか見て行きましょう!

 

■質問(積立運用)

現在:1月です。100万円を元手に毎月10万円を積立運用していき、11カ月目に売却するとしたら、どのパターンが一番儲かると思いますか?以下の4つから選んでください。

 

マネマネ-ドルコスト平均法

 

先ほどは一括運用していたので、分かりやすかったですが、今回は積立運用になるので、答えに悩むかもしれません。これを調べるのに、毎月購入できる株数に着目をしていきます。

例えば、パターンAの1か月目は積立額:10万円、株価:1000円/株なので、購入できる株数は、10万円÷1000円/株= 100株となります。また、パターンAの6カ月目は、積立額:10万円、株価:1200円/株なので、購入できる株数は、10万円÷1200円/株=83株となります。

では、この計算式に基づいて、最終的(11カ月目)にはどうなっているのかを確認していきます。

 

■パターンA(投資元本:100万円 ⇒ 最終評価額:¥1,331,291円)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
積立額 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥0
株価 1000 900 1200 1100 1300 1200 1400 1300 1500 1400 1600
購入株数 100 111 83 91 77 83 71 77 67 71 0
購入株数(累計) 832
11カ月目の評価額 ¥1,331,291

 

■パターンB(投資元本:100万円 ⇒ 最終評価額: ¥1,500,000円)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
積立額 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥0
株価 1000 500 1000 500 1000 500 1000 500 1000 500 1000
購入株数 100 200 100 200 100 200 100 200 100 200 0
購入株数(累計) 1,500
11カ月目の評価額 ¥1,500,000

 

■パターンC(投資元本:100万円 ⇒ 最終評価額: ¥643,660円)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
積立額 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥0
株価 1000 1100 1200 1300 1500 1500 1500 1600 1100 1000 800
購入株数 100 91 83 77 67 67 67 63 91 100 0
購入株数(累計) 805
11カ月目の評価額 ¥643,660

 

■パターンD(投資元本:100万円 ⇒ 最終評価額: ¥1,608,333円)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
積立額 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥100,000 ¥0
株価 1000 300 200 300 200 300 200 400 500 600 500
購入株数 100 333 500 333 500 333 500 250 200 167 0
購入株数(累計) 3,217
11カ月目の評価額 ¥1,608,333

 

一括運用で最もパフォーマンスが悪かったパターンDが、積立運用では最もパフォーマンスが高くなりました。このように、積立運用(ドルコスト平均法)を使って運用することで、この先いつか発生する経済ショックなどにも対応できるのです。

今回は、株価を使って解説をしましたが、全ての運用商品について言えることなので、他の商品を検討される際もご参考にされてみて下さい。

 

3.ドルコスト平均法のデメリット

ただし、ドルコスト平均法にもデメリットはありますので、それについて解説をしていきます。

3-1.時間がかかる

当然のことながら、資金があればあるほど儲けは増えます!ただ、積立運用とはまとまったお金を1年、5年、10年などに分割して投資を行う方法となりますので、すぐには結果は出ません。ただ、この先いつか発生する経済ショックに最も強い運用方法となります。

 

3-2.暴落したままだと損する可能性がある

前述のパターンDのように暴落した後も株価が戻って来れば問題ないのですが、株価が戻って来ないパターンもあります。

【具体例】

①上場会社が倒産、破綻などして、上場廃止となってしまった場合

②倒産や破綻はしないけど、暴落したまま完全に冷え込んでしまった場合

 

このような事態になってしまうと、ドルコスト平均法を使ったとしても、対応できませんので、どこで運用するかは十分な精査が必要となってきます。

ただ、特定の会社の個別株を購入していた場合はこのリスクにさらされますが、日経225やS&P500といった多くの会社で構成されている指数に投資を行うことで、これらのリスクは回避できます。

 

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