資産運用をこれから始める方に向けて!

マネマネ-日本と米国の資産配分

 

1.資産運用を行っている方と行っていない方のその後

日本において資産運用をしている方は少しずつ増えてきていますが、まだまだ資産運用についての知識や理解が乏しいというのも事実かと思います。

『資産運用は考えているけど、何から始めたら良いのか分からない』『資産運用したいけど、失敗したくない』そんなお悩みを持つ方に向けて解説をしていきます。

 

■日本と米国の比較

1995年と2016年の日本と米国の比較となっております。『日本=貯金大国』のイメージがあるかと思いますが、実際に資産の半分以上が貯金で保有しているという状況になっております。さらに年金・保険は28%の配分となっておりますので、『日本は貯金・年金・保険で約80%を占める国』であることが分かります。

それに対して、米国の貯金配分は13%と少なく、株式投資、投資信託で約30%を占めております。『米国は貯金・年金・保険で約40%を占める国』であることが分かります。

 

さらに、資産の合計金額と1人当たりに換算した資産額を比較していきます。

万円/人 1995年 2016年 増加率
日本 ¥985 ¥1,512 1.5倍
米国 ¥901 ¥2,756 3.0倍

1995年当時は一人当たりの資産額は米国よりも日本の方が多かったのですが、そこから約2倍の差が日本と米国で生まれました。米国は適切に資産運用を行ってきて、日本は行ってこなかったことが大きな要因としてあります。

 

■日本が待ち受ける未来

①年収減少

マネマネ-日本人の平均年収

年度 1995年 96年 97年 98年 99年 2000年 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
平均年収 457 461 467 465 461 461 454 448 444 439 437 435 437 430 406 412 409 408 414 415 420 422 432 441 436 409

 

このグラフを見て取れるようにバブル崩壊してから数年たった1995年から現在にかけて、日本人の平均年収は年々減少しています。

 

②消費税・実収入に対する非消費支出の割合

マネマネ-消費税・実収入に対する非消費支出の割合

年度 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
消費税 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 8% 8% 8% 8% 8% 10% 10%
非消費支出 15.7% 15.9% 16.0% 16.0% 15.9% 16.2% 16.4% 17.2% 17.5% 17.5% 17.6% 18.0% 18.6% 18.5% 18.6% 18.7% 18.7% 18.6% 18.8% 18.2%

 

消費税が上がってきているのはご存じかと思いますので解説は割愛しますが、非消費支出については馴染みがないかと思いますので解説をしていきます。 

非消費支出とは?

個人や家族が生活を維持するために行う支出のことを消費支出、直接税や社会保険料など、消費を目的としない支出非消費支出という。給与所得ー非消費支出=手取り。具体例)所得税、住民税、年金保険料、健康保険料など

『非消費支出の割合が増えている=手取りが減っている』ということを意味しています。日本は知らず知らずに手取りが減ってきているということです。

 

こうした未来を見据えて、貯金だけではなく資産運用を行っている方は、お金が増えていきますし、貯金のみしている方は、知らず知らずに資産が減っていくという事態になっていきます。

貯金も資産運用もリスクは必ず伴いますので、まずは知るということから始めていきましょう!

 

2.資産運用を行う上での原理・原則

資産運用を行う上で大切な原理原則が存在します。いくつかの項目に分けて解説をしていきます。

2-1.日本の金融機関の真実

2017年のデータとなりますが、金融庁が発表している『金融レポート』にはこのように記載されています。

マネマネ-金融レポート

米国と比べて手数料が高く、収益率が悪いとはっきりと記載されています。近所の銀行の営業マンや大手の金融会社の方が言うなら安心できるというイメージもあるかと思いますが、彼らは営業のプロであって、資産運用のプロではありません。

また、特に銀行はアベノミクスからマイナス金利が始まり、稼げない時代になっております。カードローンなどの高金利で貸し付ける方法や手数料の高い金融商品を販売する方法が銀行を支えている状況にあります。

大手金融機関だからと言って、提案された商品を契約すると損する可能性もありますので、注意するようにお願いします!

 

2-2.長期・積立・分散

これは国もよく言っている原理原則であり、世界中の投資家も投資する上で絶対に外してはいけない原理原則と言っております。

 

マネマネ-資産ポートフォリオ

世の中には多くの資産運用商品がありますが、ご自身の家計状況と性格に合わせて適切にポートフォリオを組んでいく必要があります。これが、『分散』に当たる部分です。

また、1ヶ月、半年、1年といった短い期間で結果が出るものではないので『長期』運用することが必須であり、資産運用にはリスクが伴います。そのリスクを回避するために、『積立』運用をすることが大切となってきます。

 

『積立』運用がリスク回避できる理由をご存じない方はこちら

mone--mana.jp

 

中には、FXや仮想通貨(ビットコイン)などといったリスクの高い商品も存在し、短期間で大きくお金を増やせる可能性もあります。ただ、特別なスキルが必要となり、特別なスキルがない方は非常にハードルが高いため、自信ない方にはおススメできません。

 

2-3.『老後2000万円問題』は嘘

diamond.jp

2019年6月ごろに金融庁が発表した報告書で『老後資金が2000万円不足する』と記載され炎上した問題となりますが、これは嘘です。

年金、退職金、家賃、生活費、健康保険料、雑費など様々な収入と支出を計算して、2000万円不足すると言っていたのですが、実際に必要な生活費は人それぞれ異なってきます。

 

例えば、10万円で1ヶ月生活できる方もいれば、30万円あっても生活できない方もいます。1人暮らしの方もいれば、4人暮らしの方もいます。マイカーを持っている方もしれば、無い方もいます。年収が300万円の方もいれば、1000万円の方もいます。

つまり、お一人お一人の状況で収入も支出も変わってきますので、それぞれのライフプランで必要な金額には大きな差が生まれます。そのため、ご自身のライフプランの場合だとどうなのか!をイメージして金額を計算しないと老後に必要なお金は算出することが不可能です。 

 

2-4.『経営思考』を持つことの重要性

最後に『経営思考』について解説をしていきます。

一般的に会社経営をしている方ですと、

 

✅今の事業は将来どうなっていくのか

✅競合の動きはどうなっているのか

✅社会情勢はどうなっているのか

✅資金計画はどうするべきか

✅売上と利益計画はどうなのか

 

といった将来への予測に対して計画を立てて実行していく思考があります。それがうまく行けば会社を存続させられますし、うまくいかなければ最悪破産という事態となっていきます。

 

『経営思考』と聞くと難しいかもしれませんが、このような普段経営者が考えているような難しいことを考えてください!とお伝えしている訳ではありません。

あなたの現在の状況(年齢、家族構成、住まい、収入、生活費など)で5年後、10年後どうなっていそうですか?という計算をしましょう!ということをお伝えしたい『経営思考』となります。 

 

✅収入は今よりも少し上がるのか、今と同じくらいなのか

✅貯金はどのくらいできそうなのか

✅5年後は子供が高校に上がるから学費がかかりそうだな

✅旅行は年に1回は家族で行きたいな

✅10年後には住宅ローン完済できるな

 

といったご自身の将来のライフプランを具体的にイメージして、それに付随するお金を照らし合わせて計算する!ということが、資産運用における『経営思考』になります。

仮に特にやりたいことがない!といった場合でも、今の状態のままこの先時間が経つとどうなるのか!をイメージするだけでも大きく変わりますし、今まで気付かなかった大きな気付きも得られるかと思います。

 

3.資産運用商品の適切な選び方

では、次に数ある商品の中からどのように適切に選んでいけばいいのか!を解説していきます。 

3-1.投資資金【安全貯金&余剰資金】

『何円を資産運用に回すか!』これってすごく重要なのですが、これをどのように決めていくかを解説をしていきます!

 

◾︎安全貯金

安全貯金とは?

生活資金の6ヶ月分の貯金のこと。生活資金とは家賃、食費、社会保険料など全ての支出を含む。月20万円の方ならば、最低でも120万円の貯金は確保。月50万円の方ならば、最低でも300万円は確保する必要がある。

コロナで収入源、失業などといった突然生活基盤が崩れてしまうという事態が発生してしまっています。仮に安全貯金を確保していない状態で資産運用をやってしまうと、資産運用で積立ていたお金を切り崩す必要が出るなどの事態となってしまいます。

そういった事態を避けるためにも必ず安全貯金は確保した状態で資産運用を行うようお願いします。

 

◾︎余剰資金

『安全貯金はある!』という方は、次に余剰資金を考えていきます。余剰資金とはいっても月々の余裕資金だけで考えるのではなく、将来的に発生する費用も含めて考える必要があります。

マネマネ-余剰資金

現在から将来にかかってくる収入と支出を計算し、余剰資金を算出します。その余剰資金の範囲内で資産運用を行うことで、仮に資産運用がうまくいかなかったとしても、実生活への資金は確保している状態ですので、問題なく生活することができます。

 

3-2.お金の悩みを解決する3つの手段

お金の悩みと言えば、下記のようなものがあるかと思います。

 

✅今よりも収入を上げたい

✅○○年後に○○万円貯めたい

✅老後の生活が不安だ

✅セミリタイア(早期退職)したい

✅奨学金の返済に追われている

 

その他多くのお悩みはあるかと思います。これらのお金の悩みを解説する手段は3つしかありません。

マネマネ-お金の悩みを解決する手段

この『収入を増やす』、『支出を減らす』、『資産運用する』の3つの手段のうち、どの手段を選択すれば良いのか!どの手段を選択したらどのくらいお金の問題は解決されるのか!は変わってきますし、お一人お一人の状況で変化します。

そのため、ご自身の場合だとどうなのか!をイメージした方が良いかと思います。

 

3-3.運用方法【一括 or 積立】

次は運用方法です。運用方法には『一括運用』と『積立運用』の2種類存在します。読んで字のごとく100万円、500万円などまとまった資金を一括で運用するのか!毎月決まった金額を運用していくのか!になります。

 

具体例を上げて解説をします。

◾︎パターンA 『一括運用 OR 積立運用』

マネマネ-一括運用or積立運用

一括運用:社債に300万円(年利5% ※IFAコース ゴールドマンサックス債)

積立運用:積立NISAに月2.5万円(年利6% ※S&P500の20年平均)

 

10年目をチェックしてみると、一括運用も積立運用も投資額は300万円の同額になっていきます。利益は積立NISAは10年の合計で119万円、債券は10年の合計で150万円となります。

 

◾︎パターンB 『一括運用 AND 積立運用』

マネマネ-一括運用and積立運用

一括運用:社債に300万円(年利5% ※IFAコース ゴールドマンサックス債)

積立運用:積立NISAに15万円/年(年利6% ※S&P500の20年平均)

 

次は300万円の資金を債券に回し、そこで得られる利回りを積立NISAに回す方法です。この方法が利益としてはメリットが発生します。

ただ、一括運用できる資金がある方出ないとこの方法は取れないので、ご自身の資金状況と照らし合わせてどうするべきなのか!を決められた方が良いかと思います。

 

3-4.リスク&リターン

次はリスク&リターンとなります。 基本的に3種類に分けられます。

①ローリスク&ローリターン

元本保証されるが、得られる利益は少ない。

具体例:普通預金、定期預金、保険、債券、iDeCo、401kなど

 

②ミドルリスク&ミドルリターン

元本保証はないが、それなりに利益を得られる

具体例:株式投資、NISA、投資信託、変額保険、不動産など

 

③ハイリスク&ハイリターン

資金を全て失うか、短期間で大きな利益を得られるか

具体例:FX、信用取引、仮想通貨など

 

これらの中でどの方法がご自身の性格に合うかで決められた方が良いかと思います。中にはミドルリターン、ハイリターンの中でリスクを極力抑える方法もありますが、スキルが必要になりますので、ここでは割愛します。

ご興味ある方はお問い合わせ下さい。

 

3-5.まとめ

ここまで長々と解説をさせて頂きました。完結にまとめると、

 

✅投資は安全貯金を確保して、余剰資金の範囲内で行うこと

✅具体的な将来のライフプランを決めること

✅性格に合わせてリスクとリターンのバランスを決めること 

 

この3つを決めるだけで、どの資産運用を行うことがベストアンサーになるのか、その結果将来どうなるのか!は判明しますので、これから資産運用を始めようと考えている方は参考にしてみて下さい。

 

4.お問合せ

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