【62歳 / 女性】貯金:800万円 老後生活が不安でしかないです

老後生活 不安

 

1.相談者情報

名前:マネマネ009様

家族構成:62歳、お子様2名(35歳、33歳)

職業:アルバイト

年収:180万円

住まい:賃貸

 

2.相談内容

恥ずかしながら、この年になって将来へのお金への不安で毎日しんどいです。今はアルバイトで生計を立てていますが、この先お金が足りるかどうかを知りたいです。子供は2人いますが、すでに独立をして、夫とは訳あって数年前に離婚しました。今は賃貸物件に一人暮らしをしています。

今はアルバイトをしていますが、この先ずっと働けるかと言われると難しいと思うので、年金が受け取れる65歳では辞めようと思っています。ただ、今の預貯金と年金だけでこの先も生活していけるのか、それとももう少し働かなくてはいけないのか。どうなんでしょうか?

3.家計情報

マネマネ009-家計状況

 

 〜以下回答〜

 

4.結論

現状の場合ですと、87歳で資産が尽きますので、何らかの対策が必要です

 

5.キャッシュフロー表の解説

マネマネ009-キャッシュフロー表
 

 ◾︎キャッシュフロー表の解説

まずはキャッシュフロー表について解説をさせて頂きます。

 

【収入/前提条件】

まずは収入についてです。現在はアルバイトで働かれているということでしたので、年収180万円を65歳まで同額で推移させております。年金については65歳から受給開始とし、11万円/月を受け取れる前提としております。実際の年金受給額については、マネマネ009様ご自身でご確認頂けたらと思います。

 

【支出/前提条件】

支出は現在の支出に対して、毎年物価上昇率1%を計上しております。なお、現在のお住まいは賃貸ということで、賃料については同額で100歳まで計上しております。現在の切り詰めて生活をしておられるかと思いますが、月々の支出とは別に年間にかかってくる費用が存在するかと思います。今後は特に治療費などが突発でかかってくるかと思います。そういった突発的な支出については計上しておりませんので、ご留意ください。

 

【税金・社会保険料など/前提条件】

2020年12月末時点で設定されている条件に従い、マネマネ009様の収入(年金など)に合わせて自動計算しております。

 

【100歳時点】

これらの前提条件を考慮した結果、87歳で資産がマイナスになり、100歳時点ではマイナス937万円となりました。

6.アドバイス

これらの前提条件と結果に基づいて、いくつかアドバイスをさせて頂きます。具体的には、資産寿命を100歳まで伸ばす方法と、今後考えられる突発的な支出(治療費、介護費)に対応する方法について解説をしていきます。ただ、あくまで一例となりますので、実際にどうするかはお子様とよくご相談された上で検討された方が安心できるかとは思います。

6-1. アドバイス1 『資産寿命を延ばす』 

まずは資産寿命を87歳から100歳まで伸ばす方法について解説をしていきます。具体的には、100歳時点で937万円のマイナスになるため、937万円を埋めるためには、どういう選択肢があるのかについて解説をしていきます。

 

■選択肢1 『家計の見直し』

キャッシュフロー表には物価上昇率1%を毎年計上しているので、まずは各年度ごとの生活費について確認をしていきます。

年齢 65 70 75 80 85 90 95 100
家賃 ¥50 ¥50 ¥50 ¥50 ¥50 ¥50 ¥50 ¥50
食費 ¥26 ¥27 ¥28 ¥30 ¥31 ¥33 ¥35 ¥36
水道光熱費 ¥10 ¥11 ¥11 ¥12 ¥13 ¥13 ¥14 ¥15
通信費 ¥12 ¥13 ¥14 ¥14 ¥15 ¥16 ¥17 ¥18
娯楽費 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0
その他雑費 ¥31 ¥32 ¥34 ¥36 ¥38 ¥40 ¥42 ¥44
¥129 ¥133 ¥138 ¥142 ¥147 ¥152 ¥157 ¥162

 (単位:千円/月)

 

この中で節約できる見直しできる部分で言うと、その他雑費かと思います。65歳時点では毎月3.1万円かかっている計算になりますので、現在から雑費を2万円/月改善したとします。今後時間が経つにつれて、雑費の値段も上がるかと思いますが、それは織り込まずに、毎月2万円以下に抑える前提とします。

 

  現状 2万円/月 改善額
雑費 1706万円 936万円 770万円

 

 

■選択肢2 『債券』

債券という資産運用商品は、数ある資産運用商品の中でもリスクを抑えられ、毎年固定金利を得られる商品となります。

マネマネ-債券

債券には大きく2種類存在しており、それは国債と社債になります。上記画像の発行体がどこなのかでどちらに分類されるか決まります。発行体が国ならば国債であり、会社ならば社債と位置付けられます。

契約 ネット証券 IFA
種類 日本債 米国債 日本生命債 住友生命債 ゴールドマン
サックス債
HSBC債 仕組債
発行体 日本 米国 日本生命 住友生命 ゴールドマン
サックス
HSBC -
必要資金 1万円〜 1000ドル〜 10万ドル〜 10万ドル〜 2000ドル〜 5万ドル〜 5万ドル〜
年利
(クーポン)
0.05% 2.30 % 4.00% 4.00% 5.15% 5.25% 5%〜50%

 

 

SBI証券や楽天証券といったネット証券を使用すると、低い年利となりますが、IFAを経由した債券であると、高い年利を受け取ることが可能となります。

仮に、現在の預貯金の800万円のうち300万円を使ってゴールドマンサックスの債券を購入すると、下記の通りになります。

300万円 × 5.15%/年 = 154,500円/年

なお、債券に限らず、株式投資や投資信託で利益を得た場合、20.315%の税金が取られますが、利益が年間20万円以下ならば非課税となりますので、この金額ですと非課税となります。 

 

62歳~100歳の39年間をこの金額で運用し続けた場合、

154,500円/年 × 39年 = 602万円

■結論

100時点での不足額:937万円
雑費の見直しによる改善額:770万円
債券による運用益:602万円
余剰資金:435万

 

6-2. アドバイス2 『治療費対策』

マネマネ009様の現在の健康状態については分かりかねますが、年を重ねるごとに病気リスクは高まるかと思います。これまで解説をしてきたキャッシュフロー表にはこうした治療費など突発的な支出は織り込んでおりません。

そのため、仮に治療費がかかった場合、どのように対応できるのか!について解説をしていきます。

高額療養費制度

高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分が、あとで払い戻される制度。

 

www.kyoukaikenpo.or.jp

 

高額療養費制度については上記リンクを参考にして頂きたいのですが、具体例を用いて解説をしていきます。

 

具体例)73歳にがんで入院・手術した場合

がんの平均的な治療費(入院):76万円(総額)

自己負担額:23万円(自己負担3割)

高額療養費制度による払い戻し:194,600円

 

マネマネ-高額療養費制度

マネマネ009様の73歳時点での収入ですと、低所得者として分類され、自己負担額の上限が35,400円になりますので、今後高額な治療費が発生した場合は、こうした制度を上手に活用されたら良いかと思います。

 

7.お問合せ

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