【60歳 / 男性】貯金:4200万円 資産ポートフォリオについて相談です

資産 ポートフォリオ

 

1.相談者情報

名前:マネマネ010様

家族構成:夫/60歳、妻/55歳

職業:夫/会社員、妻/アルバイト

年収:夫/348万円、妻/96万円

住まい:マイホーム(ローン残債518万円 6年)

 

2.相談内容

私は60歳ですでに定年退職をして、今は嘱託として勤務しております。妻は、アルバイトをしています。私も妻もあと5年(私:65歳、妻:60歳)で退職 し、その後は夫婦二人でゆったりとした生活をしようと思っています。住宅ローンも65歳には完済し、退職金も頂きましたので、お金の心配はないかなとは考えています。そこで2つ質問があります。

1、株の運用方法

現在保有している株式は、自己資金は500万円ほどで、そこから1100万円に増えました。基本的に日本株で運用しているのですが、コツコツと投資してきて利益を出してはいるので、ある程度満足しているのですが、せっかく増やした資金をこの先減らしたくもないので、よりリスクを抑えた運用はないかなと考えています。何かおススメはありますでしょうか?

2、追加投資資金

退職金も入り、60歳からiDeCoも5年分割で200万円ほどですが、受け取る予定となっていて、すでに受け取り始めています。せっかくなので、iDeCoから得られた資金を別の何かに投資しようかと考えているのですが、日々の生活を維持しつつ、何円までなら追加で投資しても問題ないでしょうか?

以上、2点となりますが、よろしくお願いします。

3.家計情報

マネマネ010-家計状況
 

 〜以下回答〜

 

4.結論

各商品のリスクリターンを知り、どこまで許容できるかを確認しましょう

 

5.キャッシュフロー表の解説

マネマネ010-キャッシュフロー表
 

 ◾︎キャッシュフロー表の解説

まずは質問に回答させて頂く前に、キャッシュフロー表について解説をさせて頂きます。

 

【収入/前提条件】

まずは収入についてです。マネマネ010様は会社員ということで、年収:348万円を65歳まで同額で計上しております。また、奥様は年収96万円で60歳まで同額で計上しております。5年後は旦那様が65歳、奥様が60歳となっており、両者共に退職される前提としております。年金は夫婦お二人で24万円/月を受け取れる前提としております。また、収入とは別にiDeCoを毎年40万円(合計:200万円)も計上しており、イデコの受取金は非課税となっております。なお、保険の500万円については計上しておりませんので、保険を活用する際になった場合には、こちらの保険金からの支出となるかと思いますので、キャッシュフロー表には大きな影響は与えないかと考えます。証券については、今まで増やしてこられたかと思いますが、今後は同額で推移する前提としております。

 

【支出/前提条件】

支出は現在の支出に対して、毎年物価上昇率1%を計上しております。ただ、月々のお支払いとは別に年間にかかってくる支出で100万円を100歳まで計上しております。お車の買い替え、家具家電の買い替え、使途不明金、治療費などをまとめて計上しております。なお、前述の収入の部分でも記載はしましたが、キャッシュフロー表には保険は資産計上していないため、保険適用される治療が発生した場合は、この雑費100万円からの支出ではなく、保険金500万円からの支出となります。

 

【税金・社会保険料など/前提条件】

2020年12月末時点で設定されている条件に従い、マネマネ010様の収入(年金など)に合わせて自動計算しております。

 

【100歳時点】

これらの前提条件を考慮した結果、100歳時点では1700万円のの資産が残る計算となりました。

6.アドバイス

これらの前提条件に基づいてアドバイスについて解説をさせて頂きます。選択肢としては、米国株、債券、積立NISA(ETF)などがあります。また追加投資については、100歳時点で1700万円残っている計算となりますので、その範囲内で投資をされるのでしたら、今後の私生活も問題ないかと考えます。

6-1. 米国株

現在は日本株で1100万円保有されているということですが、米国株も1つの選択肢としては有りかと思います。どのような銘柄でどのように取引(株の配分比率、エントリータイミング、利確/損切タイミング)されているか詳細は分かりかねますので、ざっくりと説明させて頂きます。

日本株と米国株の違いとしては、(1)株単元、(2)値幅制限、(3)株価の動き方があります。

 

  日本株 米国株
株単元 100株 1株
値幅制限 あり なし
株価の動き方 グロース株少ない グロース株多い

 

1)株単元

株単元とは、株を購入する際に必要になる株数となるのですが、日本株ですと100株、米国株ですと1株から購入できます。そのため、米国企業の方必要金額が少ないため、日本株よりも多くの企業に株を分散させることが可能となります。 

 

2)値幅制限

ストップ安、ストップ高とお聞きになったことはあるかと思いますが、日本株は1日で動く株価に制限が設けられています。これは市場の混乱を防ぐためです。それに対して、米国株にはこの値幅制限がありません。そのため、上がり続ける銘柄は上がりつづけ、下がり続ける銘柄は下がり続けるという特徴があります。

 

3)株価の動き方

リスクを抑えて、長期的に運用するのに最も適しているのはグロース株となるのですが、その種類は日本株よりも米国株の方が多い印象です。日本株ですと、レーザーテック(6920)、M3(2413)がこれに該当するのですが、割と限られてきます。それに対して米国株ですと、Alphabet(GOOGL)、Apple(AAPL)、Amazon(AMZN)、Facebook(FB)、Tesla(TSLA)などがこれに該当します。

 

日本株は米国株に引っ張られて動く傾向も強く、その時々の世界情勢によって、米国株に資金が集まる、日本株に資金が集まるなどの動きもあります。そのため、その時々の情勢で日本株から米国株に移し替えるなどの行動もできますので、米国株も選択肢の1つとして加えると、より柔軟性の増したポートフォリオになるかと思います。

 

6-2. 債券

債券という資産運用商品は、数ある資産運用商品の中でもリスクを抑えられ、毎年固定金利を得られる商品となります。

マネマネ-債券

債券には大きく2種類存在しており、それは国債と社債になります。上記画像の発行体がどこなのかでどちらに分類されるか決まります。発行体が国ならば国債であり、会社ならば社債と位置付けられます。

契約 ネット証券 IFA
種類 日本債 米国債 日本生命債 住友生命債 ゴールドマン
サックス債
HSBC債 仕組債
発行体 日本 米国 日本生命 住友生命 ゴールドマン
サックス
HSBC -
必要資金 1万円〜 1000ドル〜 10万ドル〜 10万ドル〜 2000ドル〜 5万ドル〜 5万ドル〜
年利
(クーポン)
0.05% 2.30 % 4.00% 4.00% 5.15% 5.25% 5%〜50%

SBI証券や楽天証券といったネット証券を使用すると、低い年利となりますが、IFAを経由した債券であると、高い年利を受け取ることが可能となります。

株式のように株価の動きを見ながら運用益を得るのか、債券のように完全放置で固定金利を得るのか!という見方で、ポートフォリオをどうするのか検討されたら良いかと思います。

 

6-3. 積立NISA(ETF)

最後は積立NISAを使ってETFに投資する方法です。iDeCoと同じように毎月一定額を積立ていき、そこから得られる利益は非課税になると言う仕組みです。ただ、積立NISAは年間40万円(月3.3万円)という上限があります。

リスクを抑える方法として、ドルコスト平均法というものがあるのですが、積立NISAはこの仕組みを使って運用をしていきます。 

mone--mana.jp

SBI証券や楽天証券などのネット証券で購入することができるのですが、オススメの1つにS&P500というETFで見ていきます。

マネマネ010-積立NISA

これは、SBI証券のS&P500になります。S&P500とは、アメリカ版日経平均だと思って頂き、アメリカの主要500社の平均値が表示されています。

マネマネ010-S&P500

2015年からの価格を表示すると、S&P500はこの6年で約2倍(16%/年)で増えていますし、積立NISAを行う上で王道中の王道となりますので、ご検討される際は参考にされてみても良いかと思います。

 

6-4. まとめ 

色々と解説をさせて頂きましたが、よりリスクを抑えたいのでしたら、債券や積立NISAをご検討された方が良いかと思いますし、株で運用されたいのでしたら、日本株と米国株でうまく組み合わせても良いかと思います。

 

7.お問合せ

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