【FIRE(早期退職)】を達成するための最短ルート

【FIRE(早期退職)】を達成するための最短ルート

 

記事のサムネにある著書を読んだことがある方も多いかと思います。2020年に日本で発売され、各種メディアでも取り上げられたベストセラーです。このページでは、この著書を元に何をどうすればFIREできるのかを分かりやすく解説をしていきます。

1. 『FIRE 最強の早期リタイア』の概要

まずは著書の概要です。

1-1. 登場人物の経歴

・名前…クリスティー・シェン(女性)

・幼少期は中国で過ごし、1日44セントで生活することもあった

・1990年…母と共にカナダに移住

・ウォータールー大学(カナダ)に進学

・大学卒業後はコンピュータエンジニアになる

・31歳でミリオネアになり、FIRE達成

 

1-2. FIREを達成するまでの道のり

・学生ローン、住宅ローン、消費者ローンを完済

・支出の見直しを行い、節約生活を送る

・インデックス投資を行うことでFIRE達成

・世界中を旅行、執筆活動を行いながら生活をしいている

 

1-3. 幸福感を維持しながら節約するための4ステップ
STEP1 あなたを幸せにしない基礎的な支出を削る 例)銀行手数料、電話料金など
STEP2 痛みを伴う支出を削る 例)外食、友人と外で遊ぶなど
STEP3 所有している高額なものを減らす 例)自動車、家など
STEP4 ご褒美を加える 例)旅行など

 

FIRE達成者であるクリスティー・シェンは節約し、無駄な支出を抑え、余った資金を投資に回したことが成功した大きな理由ではあります。

これは後述しますが、FIREだけが全てではないと私(マネ×マネ代表)は考えます。あくまで1つの手段でしかなく、自分が幸せに生きてさえいれば、FIREしていようが、していないようがそれは正解だと思っています。

実際に私は仕事が好きなため、仕事を辞めるつもりはありません。ただし、家計の適切な管理は自分自身の資産を守りながら増やしていくには必要だと思います。

 

1-4. 3つの投資理論
1、インデックス投資
2、現代ポートフォリオ理論
3、 4%ルール

本書ではこの3つの投資ルールが紹介されており、順番に解説をしていきます。

 

1、インデックス投資

インデックス投資

世の中の経済や景気など市場全体の動きを示す指標へ投資をする投資信託。日経平均、NYダウ、S&P500など

インデックス投資とは個別株とは違って価値がゼロになることはありませんし、手数料が安いことが大きな特徴となります。日経平均、S&P500などの指数に投資することが、王道中の王道だと言えます。

 

・日経平均

日経平均

1991年まではバブル経済で日経平均は上昇しましたが、その後は下落していき、2008年のリーマンショック、2012年からのアベノミクスで株価は上昇をしております。

 

・S&P500

S&P500

コロナショックで2020年には一時的には下落していますが、特にIT会社の台頭により上昇し続けております。

 

2、現代ポートフォリオ理論

現代ポートフォリオ理論

複数の資産に分散投資することにより、リターンを維持したままリスクを最小化できるという理論

投資にはリスクとリターンはつきものであり、リスクを減らすとリターンが減り、リスクを増やすとリターンが増えるものです。そのため、そのバランスを上手に取っておくことがポイントとなります。

 

ちなみに、クリスティー・シェンがとったポートフォリオはこちらになります。

FIRE-ポートフォリオ

本書には、以下の4ステップでポートフォリオは組むべきだと紹介されています。

STEP1 株式のアロケーション(配分)を選ぶ
STEP2 指数を選ぶ
STEP3 投資ファンドを選ぶ
STEP4 リバランシング(配分調整)

順番にそれぞれの中身について解説をしていきます。

 

・STEP1 株式のアロケーション(配分)を選ぶ

投資を少しでも理解されている方ならば理解できるかと思いますが、株式の比率を増やすとリターンも増えます。しかし、それと同時にリスクも増えます。調子が良い時ならば問題ないのですが、リーマンショックやコロナショックのような大きな経済ショックが発生した時に、株式の比率が高いとその分リスクに晒されます。

そのため、自分自身の金銭感覚の中で、許容できる範囲でのリスクを決め、そこから株式の配分を決めることが大切です。

 

・STEP2 指数を選ぶ

指数の代表格と言えば、日経平均、S&P500、NYダウなどになりますが、積立NISAを行っている方は、S&P500や全世界株式を選んでいる方が多いですね。

 

・STEP3 投資ファンドを選ぶ

投資ファンドとは、資産運用会社のことを指していますが、多くの場面で目につくことがあるかと思います。代表例ですと、ブラックロック、ヴァンガードなどですね。ウェルスナビ(日本の会社)が運営するロボアドは、自動で資産運用を行ってくれるというサービスになっていますが、下記のようなファンドと商品で運用をされています。

ウェルスナビ-投資ファンド

 

・STEP4 リバランシング(配分調整

最後は配分調整です。もちろん経済状態でリスクとリターンは変動しますので、その時々に合わせて債券の比率を増やしたり、株式の比率を増やしたりしましょう!ということですね。

 

3、4%ルール

ここまでご紹介してきたポイントは、投資に詳しい方に取ってみたら当たり前でしょ!という感覚を覚えたかもしれません。正直私もその1人です。しかし、この4%ルールは知りませんでしたので、少し勉強になりました。

4%ルール

総資産の4%の資金で1年間を生活していけば、95%以上の確率で貯蓄が30年以上継続するという理論 

資産が1億円ある方ならば、1年間の生活を400万円で生活する。

1年間を200万円で生活できる方ならば、資産が5000万円あればいい。

というものです。

 

1-5. 3種類のミリオネアタイプ

これは本サイトでもよくお伝えはしているのですが、お金の悩みを解決するには3種類の方法しか存在しません。

マネマネ-お金の悩みを改善する3つの手段

・ハスラー 収入を増やす

・投資家 資産運用する

・オプティマイザー 支出を減らす

 

あなたはどのタイプでしょうか?

私はハスラーと投資家を掛け合わせていますが、本書の著者は支出を管理していく方法に舵取りをしているので、オプティマイザーだと言えます。

 

2.年収は最低でも500万円は確保すること

第1章ではFIREを達成してきた方法についてまとめておりますが、より具体的にどうすればいいのかについてを解説していきます。

2-1. 年収400万円と500万円の違い

FIREは別にしても資産運用で資産を増やしていくためには、種銭が必要です。まずは資産運用するための資金を作らなければいけません。その1つの基準値として年収500万円が目安となります。年収500万円ですと、手取りは387万円ほどになり、1ヶ月に換算すると、32.25万円となります。

家賃や食費などもろもろの生活費を20万円以下で生活していたとすると、余剰資金は12.25万円となります。全てを資産運用に回すことはリスクが高くなりますので、3万円を貯金に回し、残りの9.25万円を資産運用に回したとします。そうすると、年間で111万円を資産運用に回せることになります。

 

それに対して、年収400万円ですと、手取りは311万円となり、1ヶ月に換算すると、25.91万円となります。同じように生活費を20万円以下とし、先ほどと同額の3万円を貯金に回したとすると、資産運用に回せるのは、2.91万円です。そうすると、年間で34.92万円を資産運用に回せることになります。

ここで、この2つを比較していきます。

 

ここで、この2つの種類でS&P500(年利6%)で運用したとします。

資産運用の比較

 

年数 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目 11年目 12年目 13年目 14年目 15年目 16年目 17年目 18年目 19年目 20年目
年収500万円
積立額 111 222 333 444 555 666 777 888 999 1110 1221 1332 1443 1554 1665 1776 1887 1998 2109 2220
利益(単年) 6.66 13.32 19.98 26.64 33.3 39.96 46.62 53.28 59.94 66.6 73.26 79.92 86.58 93.24 99.9 106.56 113.22 119.88 126.54 133.2
利益(累積) 6.66 19.98 39.96 66.6 99.9 139.86 186.48 239.76 299.7 366.3 439.56 519.48 606.06 699.3 799.2 905.76 1018.98 1138.86 1265.4 1398.6
年収400万円
積立額 34.92 69.84 104.76 139.68 174.6 209.52 244.44 279.36 314.28 349.2 384.12 419.04 453.96 488.88 523.8 558.72 593.64 628.56 663.48 698.4
利益(単年) 2.0952 4.1904 6.2856 8.3808 10.476 12.5712 14.6664 16.7616 18.8568 20.952 23.0472 25.1424 27.2376 29.3328 31.428 33.5232 35.6184 37.7136 39.8088 41.904
利益(累積) 2.0952 6.2856 12.5712 20.952 31.428 43.9992 58.6656 75.4272 94.284 115.236 138.2832 163.4256 190.6632 219.996 251.424 284.9472 320.5656 358.2792 398.088 439.992

この2つを比較して、20年目を見てみると、累計利益には959万円の差が生れています。

 

2-2. 不動産投資

資産運用のポートフォリオとして、不動産投資も組み込まれることも多々あります。それは節税効果やインフレ対応、相続対策など資産を守りながら増やす上で様々なメリットがあるためです。

しかし、2021年の日本においては、年収500万円を超えていなければ不動産投資を始めることは不可能なんです。銀行からの審査が下りないためです。不動産投資をしている方としていない方では、保有資産は3000万円以上の差が生れます。

年収では100万円の違いですが、資産では3000万円以上の差が生れてきますので、まずは年収500万円の壁を超えるということは1つの目安にして頂いても良いかと思います。

 

3.FIREは重要ではない

ここまでFIREを達成した著書のポイントをまとめてきました。FIREをすごいと思う方もいればそうじゃない方もいらっしゃるかと思います。ちなみに、私はFIREには何の憧れも持っていません。

正直、お金と時間があったとしても暇です。特にやることなんてありません。ゲームしたり、ネットフリックスを見たり、旅行したりしても良いのですが、正直飽きますし、その時間の使い方には特に価値はないと思っているためです。

本サイトでも色んな資産運用や家計のマネジメント方法について解説をしていますが、簡潔にお伝えすると、幸せな生活ができればOKだからです。

幸せの定義は人それぞれありますし、お金があって幸せの方や無くて幸せの方もいます。これは自分の中にしか答えはないですし、自分自身の幸せの姿を実現できていたら、それはそれで素晴らしいと思っています。

そのため、FIREはあくまで著者の幸せな生き方であって、私やあなたにとっての幸せな生き方ではないので、こういう方もいるんだな!っていう感覚で捉えても良いかと思います。

 

4. お問合せ

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