【30歳 / 派遣社員】年収:288万円 老後の生活が不安で仕方ありません

老後生活 不安

 

1.相談者情報

名前:マネマネ014様

家族構成:30歳/独身

職業:派遣社員

年収:288万円

住まい:賃貸

 

2.相談内容

初めまして。現在30歳女性で派遣社員をしています。コロナ禍で多くの方が失業している中、私は運よくまだ仕事はあります。早くコロナが落ち着いて欲しいなと願う反面、今の派遣社員のまま仕事をしたら、老後の資金は足りないんじゃないかと不安に感じています。少し前に老後資金2000万円問題があったかと思いますが、私の状況で2000万円も貯めれる気がしません。本当に老後資金2000万円貯めないといけないのでしょうか?

また、よくネットとか見てもiDeCoなどの資産運用をした方が良いと見ます。私のように年収が少ない人でも資産運用はするべきなのでしょうか?日々の生活はギリギリでやっていますので、資産運用にお金を回すというよりも生活レベルを少しでもあげたいです。

 

3.家計情報

マネマネ014-家計状況

 

 〜以下回答〜

 

4.結論

老後2000万円問題は無視してください。

5.キャッシュフロー表の解説

マネマネ014-キャッシュフロー表
 

 ◾︎キャッシュフロー表の解説

まずはキャッシュフロー表について解説をさせて頂きます。

 

【収入/前提条件】

まずは収入についてです。現在派遣社員ということでしたので、今後の年収UPもあるかとは思いますが、ひとまず同額の288万円/年で60歳まで計上しております。60歳で定年退職し、65歳から年金受給開始としております。年金は12.2万円/月を受け取れる前提としております。

 

【支出/前提条件】

支出については、現在の月々のお支払いに対して物価上昇率1%を計上しております。また本来ならば月々の支払に対して年間で別途かかってくる支出を織り込むべきですが、それを織り込むとキャッシュフロー表が大幅にマイナスになってしまうため割愛しました。

しかし、今後時がたつにつれて医療費や冠婚葬祭など突発的な支出が発生するかと思いますので、その歳はこのキャッシュフロー表から下振れするイメージをして頂けたらと思います。

 

【税金・社会保険料など/前提条件】

2020年12月末時点で設定されている条件に従い、マネマネ014様の収入(年金など)に合わせて自動計算しております。

 

【100歳時点】

これらの前提条件を考慮した結果、100歳時点では893万円の資産が残る計算となります。ただし、突発的な支出は一切織り込んでおらず、今の収入と支出の生活レベルを今後も維持した場合の数字となりますんで、ご留意ください。

 

6.アドバイス

6-1. 老後資金2000万円問題は、無視してください。

政府が提唱する老後資金2000万円とは、ある基準の収入や支出などを前提に作られたものになります。ただ、お一人お一人年収、家族構成、住んでいる場所、家賃、食費、生活費などが異なります。そのため、必要な金額はお一人お一人のライフプランで異なります。

老後資金2000万円とは言われていますが、ご自身のライフプランをイメージして、何にどれくらいの金額がかかるのかをざっくりでも算出することで、本当に必要な金額が出てきます!

例えば、年に1回は旅行に行きたい、結婚したい、月1回は少し高めの美味しい料理を食べたいなどですね。それによって決まってきますし、今はご結婚されていませんが、将来結婚し、子供が生まれたら、なお変化してきますので、どういうライフプランを歩んで行きたいかを明確にイメージして頂けたらと思います。

 

6-2. お金の悩みを解決する手段は3つ

お金の悩みを解決する手段

お金の悩みを解決する手段は3つあります。『収入を増やす』『支出を減らす』『資産運用する』の3つになります。

今現在は、生活費をギリギリで切り詰めているということでしたので、『支出を減らす』という面でお金の悩みを解決するのは、現実的ではないかと思います。

次に『収入を増やす』という面です。すでにトライされているかと思いますが、正社員を目指す、もしくは最近も流行っている副業をする、もしくは転職をする。といった選択肢のいずれかを選ぶことでお金の悩みを解決することが可能です。

最後に『資産運用する』という面です。ただ注意点としては、資産運用をしたとしても生活レベルが上がりません。資産運用で効果を得るには、5年、10年と長い時間は絶対的に必要となります。

仮に毎月1万円を積立NISAで運用したとします。そして運用がうまくいき、毎年6%の利回りを得ることができたとします。その結果が、下記のグラフになってなります。

マネマネ014-積立運用

年齢 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
積立額 ¥12 ¥24 ¥36 ¥48 ¥60 ¥72 ¥84 ¥96 ¥108 ¥120 ¥132 ¥144 ¥156 ¥168 ¥180 ¥192 ¥204 ¥216 ¥228 ¥240 ¥252 ¥264 ¥276 ¥288 ¥300 ¥312 ¥324 ¥336 ¥348 ¥360 ¥372
運用益(単年) ¥1 ¥1 ¥2 ¥3 ¥4 ¥5 ¥5 ¥6 ¥7 ¥8 ¥8 ¥9 ¥10 ¥11 ¥11 ¥12 ¥13 ¥14 ¥15 ¥15 ¥16 ¥17 ¥18 ¥18 ¥19 ¥20 ¥21 ¥21 ¥22 ¥23 ¥24
運用益(累積) ¥1 ¥2 ¥4 ¥7 ¥11 ¥16 ¥21 ¥27 ¥34 ¥42 ¥50 ¥59 ¥69 ¥80 ¥91 ¥103 ¥116 ¥130 ¥145 ¥160 ¥176 ¥193 ¥210 ¥229 ¥248 ¥268 ¥288 ¥310 ¥332 ¥355 ¥378

 

30歳で運用開始して、10年後の利益は50万円、20年後は176万円、30年後は378万円と、効果が出るまでにはどうしても時間がかかってしまいます。そのため、生活レベルを上げようと思うのでしたら、収入を上げることが最も効果的となります。

 

6-3. iDeCoを行っても節税効果は薄い

iDeCoが相談文に出てきましたので、最後にiDeCoについてお伝えしますが、正直iDeCoを行ったとしてもあまり効果は見込めません。iDeCoは所得控除を受けられるということが最大のメリットにはなりますが、年収288万円の場合ですと、3.6万円/年ほどの節税効果しか得られません。

それでも積み上げていけばそれなりの効果にはなりますが、一度始めたら辞めることができないという最大のデメリットもありますので、節税を狙うのでしたら、iDeCoを行うよりもふるさと納税を行った方がメリットは大きいです。

 

mone--mana.jp

 

6-4. まとめ

生活レベルを上げるには、収入を上げるしか選択肢はありません。資産運用を行ったとしても、効果を得られるためには年月を要します。マネマネ014様はまだ年齢も若いですし、副業や転職で収入を上げた方も多くいらっしゃいますので、まずは収入を上げる方向性で行動されてみた方が良いかと思います。

 

7.お問合せ

マネ×マネ|家計の見直しから始める資産運用