【相談】失業して国民年金を払えなくなりました・・・

【相談】失業して国民年金を払えなくなりました・・・

 

1. 相談者情報

名前:マネマネ051様

年齢:35歳(女性/独身)

職業:アルバイト

住まい:賃貸

 

2. 相談内容

恥ずかしながらこの年になり、派遣切りに合い失業してしまいました。転職活動とアルバイトをして、貯金を切り崩しながらなんとか生活をしていますが、なかなか転職先は見つからず、毎月貯金が減っていく生活に不安しかありません。

また、先日、国民年金の督促状が届きました。今の生活にも不安しかありませんが、年金を払っていないので、将来私は年金を受け取ることはできるのでしょうか?それとも、このまま払わずに過ごしても問題ないのでしょうか?払わずにいたら、財産差し押さえ(そもそも財産はないですが・・・)などの問題など発生してしまいますか?

 

~以下アドバイス~

 

3. 結論

Q1. 年金を払っていないので、将来年金を受け取ることはできるのか?

保険料の払い込み期間が合計で10年を超えていれば、年金は貰えます

 

Q2. このまま払わずにいても問題ないでしょうか?

問題はありますが、以下の対処法を取れば問題ないです

 

Q3. このまま払わずにいたら財産差し押さえなどの問題は発生しますか?

最悪の場合、差し押さえの可能性はあります
 
 

4. 国民年金を払えなくなった時の対処法

以下に年金を払えなくなった時の対処法を順番に解説をしていきます。なお、年金は国民年金と厚生年金の2種類がありますが、以下の内容は全て国民年金の場合について解説をしています。厚生年金は会社が支払い給料から天引きされるため、よほどのことが無い限り厚生年金を払えなくなったという事態は発生しません。

4-1. 対処法①『免除』申請をする

まず1つ目の対処法としては、『免除』申請をすることです。申請免除を受けるためには、世帯主や配偶者の所得についても審査を受ける必要があります。マネマネ051様の場合ですと、独身でいらっしゃいますので、ご自身の所得について審査を受ける必要があります。

★審査基準

申請免除の種類 所得基準(前年の所得)(注1)
①全額免除 〔(扶養親族数+1)×35万円+22万円〕以内
②4分の3免除 〔78万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等〕以内
③半額免除 〔118万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等〕以内
④4分の1免除 〔158万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等〕以内

一般的には所得基準に合致する範囲で免除することは可能ですが、特例制度も用意されています。特例制度を適用される場合は、所得の審査は免除されます。

■国民年金の払込免除『特例』

・失業、休業、自然災害等による被災、配偶者からの暴力(DV)を受けている

・地方税法に定める障害者や寡婦、未婚のひとり親等であり、前年の所得が135万円以下である

・新型コロナウイルスの影響により収入減少した

・生活保護を受給している

・障害年金(1級・2級)を受給している

なお、免除申請の期間は以下の通りとなっています。

■国民年金の払込免除『対象期間』

・保険料の納付期限から2年を経過していない期間までは、遡って免除申請をすることが可能

 

マネマネ051様の場合ですと、失業された後アルバイトで生計をたてられているということですので、特例制度の適用ではなく、所得審査を受ける必要があるかもしれないので、役所の窓口で相談されることをおススメします。

 

4-2. 対処法②『納付猶予』申請をする

もう1つの対処法としては、『納付猶予』申請をすることです。納付猶予も免除と同様に審査がありますので、下記にて解説をしていきます。

★審査基準

所得:〔(扶養親族数+1)×35万円+22万円〕以内

■国民年金の払込『猶予』対象者

・20歳~50歳未満の第1被保険者(自営業、自由業、アルバイト等)

・本人、配偶者が所得基準以下

なお、猶予対象期間は以下の通りとなっています。

■国民年金の払込『猶予』対象期間

・10年以内

マネマネ051様の場合ですと、払込免除の方が適用できるかとは思いますが、いずれにせよ役所の窓口で相談することをおススメです。

 

5. 国民年金が払えなくなった時の注意点

国民年金を払えなくなった場合の対処法としては、①免除申請、②猶予申請のいずれかになります。それを行わずに国からの督促状などの通知も無視し続けると、どのようなデメリットが発生するのか!についてを解説していきます。

5-1. 注意点①『年金の未払い』

①免除申請、②猶予申請をすることで、国民年金保険料を支払っていなかった時期分も将来的な年金も貰うことはできますが、それらを申請しないと単純に未払いとなり、将来受け取る年金に大きな影響が出てきてしまいます。

■保険料免除期間の支給額

全額免除⇒年金支給額:8分の4

4分の3免除⇒年金支給額:8分の5

半額免除⇒年金支給額:8分の6

4分の1免除⇒年金支給額:8分の7

納付猶予申請をした場合、後から納付することで、年金支給額は維持することができますが、納付しなかった場合は、納付しなかった期間分支給額が減ることになります。いわゆる未納の形となります。免除申請も猶予申請をしない状態で年金保険料を支払っていない場合は、未納となりますので、未納期間分は将来受け取れる年金は減ります。

 

5-2. 注意点② 『財産の差し押さえ』

年金の支払いをしていない方の手元には、色付きの封筒が届きます。その色で危険度が変わってきますので、少し紹介をします。

危険度 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4
封筒・色 ハガキ 青色 黄色 赤色

 

■ハガキの危険度

レベル1(ハガキ):軽い注意喚起

レベル2(青色封筒):危険度低い

レベル3(黄色封筒):危険度真ん中

レベル4(赤色封筒):危険度高い

赤色の封筒を無視し続けた場合、最悪の場合は財産の差し押さえになる可能性もあるので、無視せずに役所の窓口とどうしていくのかを相談することをおススメします。差し押さえも全てされる訳ではなく、未納の保険料を補てんできる分のみ差し押さえされることになります。

 

5. 本記事を執筆した人

mone--mana.jp

 

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